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石垣…好き?②(会津鶴ヶ城)


さて、会津の鶴ヶ城に行ったのは今年の2月。

ちょうど『天地人』(火坂雅志著)にはまっていた頃。

越後の上杉景勝とともに、直江兼次が会津に来たのを本を読んで初めて知った。

関ケ原の戦いの時は、西軍の関東以北の守りの要として重要な役割を担った。

そんな目で見ると、その時代からある石垣がとても貴重なもので、

昭和に建てられた城なんてただの背景にしか見えない。




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そしてよく見ると、城の石垣は勾配が緩やかで、石の大きさもかなり不揃いなことが分かる。


例えば城の周りの一番外側の石垣と比べると一目瞭然で、こちらはほぼ直角に立っている。




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つまりは造られた時代が違うという事で

城の石垣は、当然城が造られた時のものだろうけど

城の周りの外側の石垣は、関ケ原の戦いの前、徳川連合軍を迎え撃つために

新たに造られた石垣だったのかなあ、と想像の翼が広がるのです。




城の周りの内側の石垣。高さもなく、石の大きさが不揃い。

でも、このゴツゴツした感じも好き。苔もね。



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城の入り口の石垣。


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石垣には歴史があるのですな。

もう少し、つづく…かな。


by yagisan123 | 2016-06-26 22:27 | 風景 | Comments(2)

Commented by daikatoti at 2016-06-28 07:21
城の周りの直角に立ってる石垣、名古屋城も同じでしたわ。
外っかわはこういうタイプでした。

城って、建物の城は無くなっても石垣は残るということだから、なんとか城趾なんてとこも、充分見応えありそうですね。ほんと背景ですよね建物は。
却って、昭和作りの城郭など無い方が想像を掻き立てられていいかもしれません。

石の質が、その場所によって違ってくるのが分りますね。
ここのは、石の大きさの大小がありますね。

そうそう、近江の国の坂本に穴太(あのう)という所がありますが、こういうの建てるときは動員されたんでしょうね。
石工集団ですね。穴太って難しい読み方で、なんだろうと思ってたんですが、そういう意味だったのかということも最近知ったのです。
Commented by yagisan123 at 2016-06-28 22:30
”昭和に建てられた城なんて背景みたいなもの”は、ちょっと言い過ぎでした(笑)
まあでも、時代背景とか知っていると石垣だけでも楽しめるという事ですねえ。

その点で言うと、愛知在住はうらやましい。歴史だらけの県じゃないですか。
自分も名古屋にいた頃は……岐阜城と名古屋城しか見ていません(涙)
近江の国も歴史小説に頻繁に出てきますが、通過したことはあっても下車したことはありません。
愛知~滋賀~京都のラインは、歴史好きにとっては聖地ですね。

でも実は、石垣好きと言うよりは石畳好きなんですけどね。