カテゴリ:本( 45 )

名古屋と江戸と家康…『家康、江戸を建てる』


『ブラタモリ』が好きで見ている。

が、割とタイムリーに見ないで、後になって録画を見ることが多い。

先日『名古屋』編を見て驚いた。

名古屋城が、大阪城に対する守りのために家康が建てたというのは知っていたが、

名古屋の町割りを家康が行っていたというのは、全く知らなかった。

名古屋って、やっぱり秀吉のイメージだけど

大阪が秀吉で、名古屋は家康なのであった。

大阪からさらに進化した、町人中心の町割りを名古屋の地で行ったのであった。

”尾張名古屋は家康でもつ”であった。



さて、

司馬遼太郎の『関ケ原』を途中まで読んで、すっかり家康嫌いになっていたが

「あれ、家康って良いヤツじゃね!?」的な気分になって

以前、新聞か何かで見て気になっていた本を図書館で借りてきました。

『家康、江戸を建てる』(門井慶喜著)

落城間近の小田原城を眺めつつ、秀吉と家康の連れ小便のシーンから。

「戦が済んだら関東八州を差し上げよう」という秀吉。

要するに国替えせよという事ですが、これに対し家康は快諾したとかしないとか…

そして、小田原でもなく鎌倉でもなく

荒地・湿地の江戸に居城を構えようとした家康。

すごいですねえ。ここから本編は始まる。

5つの物語からなるこの本は、家康ではなくそれぞれに主人公がいる。

第一話 流れを変える

は、湿地の江戸の中心を通り東京湾に流れ込んでいる利根川の流れを変えようというもの。

結果から言えば30年ほどかかって一応の完成をするわけですが、

家康が江戸に移ったのは、1590年…関ヶ原の10年前ですな。

ここから壮大な都市創りを始めているわけです。

それに対して晩年の秀吉は、世継ぎ問題やら唐入りやらで世間を騒がせて…

こういう本を読むと、関ケ原では家康が勝つべくして勝ったように思えます。


第二話 金貨を延べる

市場に流通する、一両金貨を作った話し。


第三話 飲み水を引く

湧き水や池の水からの上水道の整備。

江戸中の飲み水を整備しようというのだから、すごい。


第四話 石垣を積む

第五話 天守を起こす


まあまあ、興味が湧いたら一読を。

江戸という場所・時代を作ったのは間違いなく家康とその部下たちであったと言えます。

壊したり、奪うよりも作る方がはるかに難しいのです。






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by yagisan123 | 2017-07-04 23:30 | | Comments(0)

2016年 勝手に…〇〇大賞!


2016年、ドラマ大賞。

第一位、『増版出来!』

第二位、『地味にスゴイ!校閲ガール』

お仕事ドラマ続きましたが、黒木華・石原さとみ両女優、いい仕事してましたね。

ストーリーも良かったし、何よりかにより元気な主人公達は、見ていて楽しい。



2016年、漫画大賞。

『増版出来!』。ドラマ部門とW受賞!

青年漫画誌で、女性の主人公が活躍するという最近出てきたパターン。

描いているのも女性なので、女性漫画特有の線の細さとギャグが登場したるするのだが…。

最初は慣れなくて読みづらかったが、慣れてくるとストーリーに引き込まれます。

主人公は、青年漫画誌の新人女性編集者。

ベテランの漫画家や、売れっ子漫画家などの担当をしますが

あるイベント会場で、漫画を持ち込んできた若者に出会う。

彼(中田伯)の漫画は、構成は良いし、ストーリーも面白い。下手なのは絵だけ…。

中田伯の生い立ちや、劇中劇ならぬ漫画中漫画の『ピーヴ遷移』にも惹かれます。

ハマりました。



1016年、小説大賞。

該当なし。

今年も歴史ものにハマってました。

火坂雅志の本は、

『真田三代』『天下~家康伝』『軍師の門』『黒衣の鎧』等々読んでましたが、

心が震えるまでは、いかなかったかなあ。


ところが、今月始め図書館でエライ本に出合ってしまった。

『天子蒙塵』(浅田次郎著)

タイトルと作者名を見て、ピンときた人は紛れもなく浅田次郎ファン!

浅田次郎で、この何となく中国っぽいタイトルだったら、もしかして……!!

そうなんですよ、あの『蒼穹の昴』から『中原の虹』の流れをくむ小説。

予約を待って、先日手元に届いて、読み始めたばかりです。

第一巻、序章には”漢卿(ハンチン)”と呼ばれる人物が登場する。

誰だろうと読み進めるうちに、この阿片に侵されてヨーロッパに逃亡しようとしている人物は、

あの張作霖の息子、張学良なのであった。

そして、そこから始まる物語には、岡圭之介・李春雲(春児)らが登場してきますよ。

まだ、70ページほどしか読んでいません。

わくわくドキドキ、これからどう展開していくんだろう。

『中原の虹』のように、長い長い物語になっていくんだろうか。

この、まさに年末の忙しい時期に大変なものに出会ってしまった。

もう読むしかない。



ええ、今日は大掃除をしました。

明日は、年賀状。

そうそう、明日の夕方、次男が彼女を連れてきます。

次男の彼女には何度も会ってますからね。大丈夫。

まあ、今年は色々あった年でしたね。

まだ、終わってないけど…。




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では。

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by yagisan123 | 2016-12-30 23:06 | | Comments(2)

「真田太平記」(池波正太郎著)を読んでいる…のだ。

以前、「真田三代」(火坂雅志著)を読んで、とても面白かった。

真田一族って何て波乱にとんだ、ドラマチックな人達なんだろう…って。

他の人たちはどう感じたのか、ネットで書評を見てみた。

おおむね好評であるが、こういう意見が少なからずあった。

『このエピソードや、あのエピソードが省略されているのが残念』

ええ~!という事は、真田家にはまだまだ事件が起きているという事か。

そして極めつけは、こんな文章が

『ストーリーが荒い。まるで「真田太平記」のあらすじを読んでいるようだ』

えええ!?そうなんだ、自分が読んで感動したのは、あらすじなんだ!!!


と言うわけで、それからしばらくして「真田太平記」を読み始めた。

多分、図書館から借り始めて3か月は経っていると思う。

他の本と一緒に借りるので、どうしても読みやすい本から読んでしまう。

「右近」(火坂雅志著)なんてのは一気に読んでしまったけどね。

池波正太郎は初めてで文体に馴染みがないし、本自体も茶色くなって時代がかっているしね。

読み始めると眠くなるので、布団で読むのにはいいけれど。

でも何となく文体に慣れてきて、昨日読み終えた……


”第一巻”


え?第一巻!!!!

三か月かけて、第一巻!!!

意外にも図書館でも人気がないらしく。

予約する人もないようなので、借り続けています。

ようやく読み終えました、第一巻。

信長が、本能寺にて明智光秀に討たれました。

”ときに、天正十年六月二日の午前三時ごろ…”

「おお~今日だあ」と夜中に感動してました。


知ってる人は知っていると思いますが、全部で十何巻あります。

果たして

読み終えられるのか・・・




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本能寺。……当時の本能寺とは場所が違いますが。
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by yagisan123 | 2016-06-02 23:04 | | Comments(0)

『夢をかなえるゾウ』水野敬也著

数年前に『夢をかなえるゾウ』を読んだ。

去年『夢をかなえるゾウ3』を読んだ。

今年『夢をかなえるゾウ2』を読んだ。

そして最近また『夢をかなえるゾウ』を読んでいる。

面白い。ある意味サクセスストーリーだから面白いのかなあ。

いや、ガネーシャのキャラ…もしくはガネーシャと登場上人物との掛け合いが面白いのか。

いずれにしても、本として読んで面白い。

…が、ふと思う。

世の中にはガネーシャの教えを実践して、自分を変えることができた人がいるんじゃないか、と。

本当に自分を変えたくて、真剣に読んで実践した人がいるんじゃないか。

どれかの巻のどこかに書いてあった。

楽しく読むのもこの本の読み方だけど、

本当に変わりたいなら、実行することだと。それも”今”から。

本当に変わりたいのか?

頭をコンコンと叩いてみる。

う~ん、それほどでもないのか?

本当は…





だから、音楽を”夢”とかのあやふやなものじゃなくて

生活の一部としてちゃんと生きている。そんな彼女を応援したい。

彼女の音楽は、聴き始めると病みつきになります。









一気に春らしくなってきました。

福島市では桜が満開になったそうな。

でも、この辺は4月中旬過ぎかな。



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梅が満開です。
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by yagisan123 | 2016-04-04 22:55 | | Comments(3)

『真田三代』(火坂雅志著)

NHK大河ドラマでおなじみ『真田丸』・・・の原作ではない。

が、ついつい手に取ってしまった『真田三代』。

幸村の祖父幸隆、父昌幸、信幸・幸村兄弟へ続く戦国絵巻。

面白い、実に面白い。

戦国時代の慣習ともいえる”人質”も、父昌幸は武田へ、幸村は上杉へ、信幸は徳川へ。

将来を暗示してますよね。

そしてやっぱり上田城での徳川軍との戦いは最高。

徳川に金を出させて作った城で、徳川に一泡吹かせちゃうんだもんね。

それも一度ならずも二度までも。

二度目の戦いは、関ケ原の直前だし。

そして最後の幸村の戦いは、大阪城での徳川軍との戦い。

実に面白い。

なんでこんな面白い主人公が、今まで大河ドラマにならなかったのか!


と思ったら、大河ドラマになっていた。

『真田太平記』。

父昌幸は、丹波哲郎。兄信幸は渡瀬恒彦。

そしてなんと幸村は、今回昌幸を演じている草刈正雄!

それも今回の大河同様、武田家の滅亡から物語は始まっている。

今回の大河は、『真田太平記』のオマージュだったのか。

それぞれのキャラが良い。

女グセの悪い昌幸。実直でしっかり者の信幸。好青年で爽やかな幸村。

草の者(忍者)の棟梁役、夏八木勲。女忍者役の遙くららも良い味出しています。

こちらの真田も目が離せません(レンタルDVDでね)。




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by yagisan123 | 2016-02-18 22:02 | | Comments(0)

『天下~家康伝~』(火坂雅志著)

節分も過ぎ、旧暦で言うところの正月にもなってしまいましたが・・・。


さて、司馬遼太郎ファンで、幕末ものを読み漁っていた人はきっと

徳川家康を尊敬するなんて事はありえないに違いない。

司馬良太郎の『関ヶ原』を読んでいても、家康のタヌキ親父ぶりに気分が悪くなって

中巻の中ごろで中断してしまったほどだから。


火坂雅志がずっと気になっていて、図書館としては最新刊ともいえる

『天下~家康伝~』をば、関ヶ原つながりで借りてきました。

徳川家康の青年期から、関ヶ原直前までの話しですね。

人質時代の信長との出会いや交流も思い出としてはさみながら

人質から解放され自分の領地に戻ってからの苦労。

信長、秀吉に仕え、秀吉亡き後の大バクチの関ヶ原、なんでしょうね。

こうして家康側からの本を読むと、流れ的には当然”次は家康”と思えるよね。

タヌキ親父ぶりも、天下の平定のためなら仕方ないかともね。

これだけ苦労した人に天下を取らせてあげたい。

”マジ、秀吉の次は家康しかいないんじゃねぇ”みたいな。

家康、好きになりました。大河ドラマ『真田丸』の内野聖陽も役にはまっています。


それにしても、それにしても・・・・・・

山本謙一に続き、火坂雅志までもが・・・・・・

2015年、58歳で亡くなっているそうです。

戦国時代に生きて、その時代の人と同様に”人生わずか50年・・・”だったのでしょうか。

かえすがえす、残念でなりません。
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by yagisan123 | 2016-02-08 17:54 | | Comments(0)

『夢を売る男』『輝く夜』・・・そして『ボックス!』(百田尚樹著)

百田尚樹の本が読みたいと以前から思っていた。

地元の図書館には、数冊しか置いてない。

本屋で買うのも何だかなあと思って、中古本屋さんに行ってみると意外に色々と置いてある。


『夢を売る男』、何気なく手に取った。

帯に”一度でも本を出したいと思ったことがある人は、読んではいけない!!”と書いてある。

なんだこれは!自費出版を絡めた詐欺か?

と思いつつ読み進めていくと・・・何だよ~、良い話しじゃん!

テンポも良く、話が進んでいく内に感動してしまった。

恐るべし、百田尚樹。


『輝く夜』も、あったか、ほっこり、泣かせる、良い話。

こんな展開になるんじゃないかと予想できつつも、泣かされる。

うう・・恐るべし。


そして、『ボックス!』。

(そういえば『永遠の0』を読んだときは、戦争の描写が長くて中断したなあ・・・と思いつつ)

個人的には、『永遠の0』以上じゃないかなあ、と思った。

高校生の天才ボクサー、鏑矢。親友の優等生、木樽。

いじめををきっかけに、鏑矢の後を追うようにボクシングを始める木樽。

地道に着実に力を付けていく木樽、そして話が二転三転して・・・。

いやあ、展開が全く読めなかった。

ボクシングの描写もリアルで、ドキドキ・ワクワクの上下二巻。

ぜひ、読むべし。
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by yagisan123 | 2015-12-13 23:18 | | Comments(0)

『関ヶ原』(上)司馬遼太郎著

9月です。

寒くなったり暑くなったりしているが、9月です。

・・・いつの間に。


最近また本を読み始めた。

懲りずに「関ヶ原」。今度は、司馬遼太郎。

司馬遼太郎の幕末物は、ほとんど読んでいるが、戦国時代のものはほぼ読んでいない。

で、何だか新鮮な感じで読んでいる。

筆者の少年時代の思い出から、あの秀吉と三成の出会いの出会いのシーンへ。

筆者の思うままに筆が進み、いつの間にか物語に引き込まれている。

石田三成って、そんなに悪い奴じゃないじゃん。

ていうか、それよりも徳川家康と正信コンビの悪ぶりは、もうホントに気分が悪くなってくる。

謀略に謀略をかさね、天下取りに一歩ずつ近づいていく。

上巻を読んで、中・下巻と続いていくわけだが、う~ん読むに堪えん。

でも、読まずば何万の兵が関ヶ原でぶつかった過程が分からない。

一休みしてから、中巻へと続けていこう。

それにしても、昭和四十九年発行のこの本の色あせていない事!

そして、平成二十六年時点で百六刷のこの読み継がれている感じは、

やっぱり司馬遼太郎だ!



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by yagisan123 | 2015-09-04 21:57 | | Comments(0)

『修羅走る・関ヶ原』(山本兼一著)

歴史ものの小説の醍醐味って色々あるだろうけれど

自分としてはやっぱり、その時代にタイムスリップできる感覚がたまらない、って事。

まるでその時代にいて、見て聞いて体験したような絵空事を

小説を読むことにより、その世界に引き込まれ体験できてしまう。


『修羅走る・関ヶ原』は、関ヶ原の戦いの数時間前から始まる。

石田三成や、徳川家康や各武将の視点で物語は進んでいく。

夜明け前の霧に沈む関ヶ原。十数万の兵が雨に濡れ戦いの時を待っている。

それはまるで山ほどの大きさの大蛇が地を這っている気配。

なにかが渦巻き、静かにどよめく、天地を横溢する不可知な力。

描かれるのは時代の大きな波。

そしてその大きな波の中で知力・胆力・体力を尽くして生きようとする人々。


う~ん、何だか凄いねえ。

読んでいる途中で・・・いや、読み始めた時から

関ヶ原の戦いの事をほとんど知らない自分に気がついた。

1600年の石田三成と徳川家康の戦いで、家康が勝った事くらいしか知らない。

そんなこともあって、中古本屋さんに行ったらちょうど、『徳川家康』全○○巻(山岡荘八著)があって

たまたま手に取った18巻が関ヶ原の巻だったので、買ってしまった。

登場する人物の性格もリンクしているようなので面白い。

これでまた、図書館への返却が伸びてしまう予感が。(そう簡単には読み終えられない)



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by yagisan123 | 2015-06-28 17:50 | | Comments(0)

『火花』又吉直樹著

2週間前の事。

図書館で山本兼一の『修羅走る・関ヶ原』を見つけて、喜んでカウンターに持っていったら

いつリクエストしたか忘れていた、又吉の『火花』が来ているとの事。

ちょー忙しいさなか、2冊の本を読むのは無理っぽいが、喜んで借りてきた。


まずは薄い方の又吉の『火花』を手に取った。

これは凄い。本格的な文学作品になっていた。

難しい語彙や、文体が取って付けたようではなく、又吉のものになっていました。

その昔、『限りなく透明に近いブルー』を読んだ時の、脳ミソがくすぐられるような感覚を思い出した。

芥川賞の候補になっているのも、普通にうなずけます。

もう完全に、着物を着てペンを握っている側の人間だね。

なぜお笑いをやっているのか、疑問になったくらい。

次に予約の人がいたので、期日を守って返してきましたが、

図書館のお姉さん(おばさん)に「面白かった?」と聞かれたとき、

「いやあ、本物でした」とは答えたけど、面白かったかと聞かれたらどうなんだろう・・・

好みにもよるんだろうけど、自分として「まあ、面白い」レベルかなあ(偉そうに!)。

次回作は、気にはなるけどね。



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『関ヶ原』は延長してきました。

ついでに『夢をかなえるゾウ3』を借りてきてしまったぞ。

(正直言うと、山本兼一さんの本を読んでしまうのが惜しいのだ)
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by yagisan123 | 2015-06-27 18:33 | | Comments(0)