『小さいおうち』を観た。読んだ。
3月になりました。暖かくなってきました。
ちょうど今、『小さいおうち』をテレビでやっている。
以前DVDで観たが、本当にテンポが良くて、きりっと光る良い映画だと思った。
黒木華演じる女中さんの、奥さん(松たか子)に対する感情は、切ないものでした。
実はその後に『小さいおうち』(中島京子著)の本も読みました。
話しの流れに、若干のズレがあるものの、原作もきちっとした良い作品でした。
女中さんの思い出話から始まるのですが、
文章がどこかぎこちないかな、と思っていたら、
女中さんの死んだ後の最終章の文章が、ガラッと変わって、
前半は、わざとそういう文体で書いていたのだと気づかされます。
そして最後の手紙の一件。
映画を先に観ていたので、内容は分かっているのだけれど、ハラハラ・ドキドキしました。
一級の、謎解きのサスペンスです。
それにしても、映画を観た時は絵描きさんを好きだったのだと思っていたのだが
実は、奥さんを好きだったのだね。いや、何だか微妙な感じなのだけど・・・。
日本アカデミー賞で、最優秀助演女優賞を黒木華さんが頂きましたね。おめでとうございます。
でも待てよ、あれって女中さんがドラマの主役じゃなかったのかい。と、ふと思った。
う~ん、でも、女中さんだから助演女優で良いのか・・・!
by yagisan123 | 2015-03-01 22:11 | 本 | Comments(0)