京都へ行くのだ!④天龍寺~(2016.5.3)
天龍寺へ行った、一番の目的はこれ・・・
・・・じゃなくて、法堂にある「雲龍図」なのでした。
本堂を出て、すぐ右側に法堂があります。
入り口で入場料を払い、スリッパに履き替えて中に入ると
天井いっぱいに、日本画家加山又造作の龍が雲の間から現れて、
こちらを睨んでいるのですよ。(当然、写真撮影禁止です)
これは……!しばらく口を開いて見上げたまま、動けずにいました。
すごい迫力。直径9mの円の中に龍がいるのですが、
その龍の足(手?)の爪や、鱗、そして体のねじり具合が、どうにもリアリティがあって凄い迫力!
(…って、実在しない龍のリアリティって何だ?と自分に問いかけたりして)
その龍の持つパワー、細部まで描きこんでいる繊細さに圧倒されました。
もちろん、昔のものは昔のもので良いのだけれど
現代の洗練された美というものも良いものです。
画伯のアトリエで描かれたものを、分割して持ってきたらしいです。(広いアトリエだ!)
材料は、厚さ3㎝の檜の板に漆を塗って、さらに白土を塗った上に、墨で描いたらしいです。
それを分割して運び込んで天井で組み上げ、最後に目の部分を組み込んだそうな。
目が中心部分にあるそうです。だからどこから見ても睨まれているように見えると言う事らしい。
まあしかし、すばらしい。
京都のお寺は、美術館的要素も十分にあります。
さてさて、何か載せておきましょうか。
襖絵とか
若葉とか
堀の落ち葉とか…
by yagisan123 | 2016-05-16 22:28 | 京都 | Comments(0)