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京都へ行くのだ!⑦~新京極~(2016.5.3)

NHKの「ブラタモリ」が好きだ。

昨年春からのシリーズを録画して、ほぼ欠かさず観ている。

新シリーズ始まりは京都からだった(記憶に間違いがなければ)。

タモリと女子アナと案内人の三人で、市内の住宅街を歩いていて、ふと目にとめた土手。

「これ何だか分かりますか?」と案内人。

それに対し「おどい」と答えるタモリ。

おどい???……なんじゃそりゃあ???

なんの変哲もない土手が「おどい」!!!


その昔、秀吉が京都を守るために、京都市内を囲むように大きな土塁を作らせたらしい。

その一部分が今も残っていて、その痕跡をタモリが歩いてゆくというコンセプト。

残っている”お土居”という地名。まさにそのお土居の上に建つ家。

河岸段丘を利用した大掛かりなお土居…。

ああ、ロマンだ。

お寺や仏像は残っていても当然という感じはするが、

土手……知らない人は誰もそうだと気づかない土手を追いかけていく。

このロマンにやられた。


実は今回の京都行は、親戚の新居に訪れるのが目的で、観光はあまり考えていなかった。

で、京都行の夜行バスの中でふと初心を思い出したのであった。

京都に着くなり叔母さんに

「お土居がみたいんだけど…」と切り出すと。

「おどい…おどいって何?」

「その昔、秀吉が……」と説明すると。

「ああ、あのお土居ね。う~ん、どこにあるかか分からへんね」

まあまあ、そうでしょう。

始めから調べて行かなかった、自分が悪い。

従弟に調べてもらうことにして…別のポイントを思い出した。

そう、新京極。

あそこも、本物を見てみたかったんだ。


という事で、建仁寺を出て従弟のF君と一緒に、昼食がてら新京極へ向かいます。

そして、お目当ての鳥居が…

あった!!




京都へ行くのだ!⑦~新京極~(2016.5.3)_e0170863_2236511.jpg





お土居は知らなくても、この鳥居は有名みたいですね。

F君、迷うことなくここへ案内してくれました。

「ブラタモリ」を見ていなくて、地元の人でない方のために言うと

鳥居の両端の尖っているところが、建物の中にめり込んでいるのですね。




京都へ行くのだ!⑦~新京極~(2016.5.3)_e0170863_22435788.jpg





鳥居は壊せないし、建物の並びを変えたくないしで、こうなってしまったのでしょうかね。

実に不思議な感じです。

ここまで来たんだから、どうなっているか中も見たいよね。

トントンと階段を登って、お邪魔しました。



京都へ行くのだ!⑦~新京極~(2016.5.3)_e0170863_22482584.jpg





見事、建物の中に鳥居の先がめり込んでいる!

店員さんも割と慣れた感じで、写真撮影OKしてくれました。ありがとう!

by yagisan123 | 2016-06-05 23:03 | 京都 | Comments(2)

Commented by yume-maboroshi at 2016-06-11 22:57
うげっ 京都人でありながら(笑) おどい知らなかった。
そして 新京極にこんな鳥居あったっけ?
中学生くらいから新京極ぶらぶらしてたのに 
まったく興味がないとこんなもんですわwww
写真を撮るようになって 初めて見える景色ってありますよね。
いや~びっくりだわ。 今度帰ったら見てみよう
Commented by yagisan123 at 2016-06-11 23:33
正直、叔母さんも理解してなかったみたいですよ。
言ったら”ただの大きめな土手”ですもんね。
でもこれはロマンです。

新京極の鳥居も、ショップに入って覘いてください。
御札は有りとしても、猫のブロマイドが貼ってあるのは不思議な感じです。