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京都へ23(伏見7)2017.GW


こういうのってきっと、年齢によるものもあると思う。

最近は、「家康も良いヤツじゃん」などと言い始めたオイラも

20代の頃は、司馬遼太郎にハマりまくりで

江戸幕府を作った家康なんぞは憎むべき対象以外の何物でもない。

では、誰を崇拝していたか?

そうです、坂本竜馬です。

改革とか革命とか、20代にかかる麻疹みたいなもんですね。

腐敗した政府をひっくり返す、幕末の雄。

追い詰められた状況でも、ひたすら明るくて前向き。

『竜馬がゆく』を何度読んだことか。

新しく単行本が出た際には、また新たに買ったほどです。



昨年、竜馬襲撃の地の近江屋跡地を訪ねて

そしてやっと今回、京都・伏見の……そう、寺田屋へ。

入浴中だったお竜さんが新選組がやって来たのに気づき、

裸のままで、竜馬に襲撃を伝えたという寺田屋です。

まさに歴史の舞台。青春の1ページ。

さて、寺田屋。





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あれ、意外に小さい。

ドラマや芝居で、大きなセットで演技したりしているのを見ているせいでしょうね。

勝手にイメージが出来上がってました。

お竜が駆け上った階段も…





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…以外に普通。


竜馬や中岡慎太郎が会合に使ったと思われる部屋も、意外に普通。

いやまあそうだよね。

その後も旅籠として使われ、現在も宿泊が可能なんだからね。

幕末の志士のオーラを感じようなんて無理な話。

観光客も一杯だったしね。



いやそうじゃない。

オイラが汚れちまった大人になってしまったからかもしれない。

家康にうつつを抜かし、つまらない社会に迎合しているオイラには

その魂は感じられなくなってしまったのかもしれない……うう。





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竜馬とお竜の寺田屋。

やっと、念願を果たしました。



もう少し、つづく。


by yagisan123 | 2017-08-03 22:55 | 京都 | Comments(8)

Commented by boheme0506image at 2017-08-04 10:34
こんにちは~♪
竜馬さんでしたか~。
大河ドラマとか観てても、主人公が誰かで、その主人公との関係等で
歴史上の人が時にいい人に見えたり、嫌な人に見えたりするけど
坂本竜馬だけはぶれませんね。
寺田屋、一度行ったことがあります。
高知に行った時も、ちょうど竜馬伝の時だったので
竜馬一色でした~。
Commented by purebliss at 2017-08-04 10:50
やっぱり〜!
前回の酒蔵の写真を見て 確信してました(笑)
篤姫に出てきたお竜さんは 入浴中じゃなかったなぁ^^;
それはさておき 歴史には詳しくありませんが
念願の寺田にいけて 良かったですね
そろそろ ご飯の時間??(笑)
Commented by kaze_art at 2017-08-05 10:35
伏見では寺田屋や竜馬にかかわる材木店など描いたことがあります。
夏に出かけるのは重い機材があると大変でしょうが
素晴らしいお写真と説明文をありがたく拝見させていただきます。
Commented by yagisan123 at 2017-08-05 22:56
>さおりさん
ありがとうございます。
伏見稲荷というスケールの大きい所に行った後だったので
何だか小さく感じてしまいましたが、念願の場所に行けて良かったです。
そうですか、高知にも行ってるんですか…
桂浜!行きた~い!
Commented by yagisan123 at 2017-08-05 23:45
>pureさん
行きたいけど、タイミングが合わなくて行けなかった寺田屋にやっと行けました。
NHK的には、お竜さんの入浴中と言うのも問題があったのではないでしょうか。
…と言うか、実際にそういう事があったかどうかも不明ですけどね。
そう、寺田屋へ行く前に食事。
鳥…何とかと言う良さげな店があって
12時前なのに混んでいて、予約してその待ち時間に
酒蔵見学をするという作戦で、切り抜けました。
鳥料理が美味しかったです。
写真は店の天井しか撮ってません(笑)グルメじゃないので…。

Commented by yagisan123 at 2017-08-05 23:52
>kazeさん
いつもきれいな絵を拝見させていただいてます。
ありがとうございます。
年に一度ほどしか行けない京都旅行ですが、
色んな人のブログを読ませてもらって参考にさせてもらっています。
今後とも、よろしくお願いします。
Commented by kirin_1117 at 2017-08-07 00:21
歴史上の人物は、どちら側でモノを見るか。どうとらえるか。真相は誰にも分かりませんけれど。だけに、歴史ってロマンがありますね。
司馬遼太郎の龍馬がゆくは、学生の頃、同世代の男の子たちのバイブルだったようで、勧められて読みました。
あの頃は、物語としては楽しく読んだのですが、倒幕だとか政治的な事には、関心が持てなかったな(笑)今なら嵌れるかも。
Commented by yagisan123 at 2017-08-13 23:07
>kirinさん
コメントありがとうございます。
(遅くなってごめんなさい)
そうなんですよね、どちら側に立って見るかで解釈が全く違ってきますし
勝者が敗者の足跡を消したりして、自分の都合の良いように歴史を作ったりしますからね。
本当のところはどうだったのか……それがロマンなんでしょうね。
歴史小説の面白さは、そういう作者による解釈の違いがありますよね。
登場人物・出来事は同じでも、全く違った見え方をしてしまう。
また、その時代に合った解釈をしますからね。面白いです。
まあ、その中でも坂本龍馬は、誰が書いてもキャラがブレませんねえ。